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祝15周年!今さら聞けないクリス・ブラウンのあれこれ&新旧名曲10選



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 類まれなるダンススキルと甘い歌声でデビュー以降、数々のヒットを生み出してきたクリス・ブラウンが、今年デビュー15周年を迎えた。デビュー曲でいきなり全米1位を獲得し、一気にスターダムを駆け上がった彼は、注目を集める存在であるがゆえにスキャンダルやゴシップにまみれることも多いが、彼の音楽にかける情熱やそれに応えるファンの熱意は変わっていない。人生のおよそ半分を捧げてきた彼の音楽キャリアを、ヒット曲とともに振り返ろう。

▶▶▶クリス・ブラウンのバックダンサーを務める有働真帆が厳選するオススメ10曲

人口2,000人の田舎町から一躍アメリカのトップへ

 クリス・ブラウンことクリストファー・モーリス・ブラウンは、1989年5月5日生まれ。先日、31歳の誕生日にヤング・サグとのミックステープ『スライム&ビー』を急遽リリースし、ファンを驚かせたが、まだ31歳であることにも驚きが隠せない。米ヴァージニア州の人口2,000人余りの小さな町タッパハノックで生まれ育ったクリスは、マイケル・ジャクソンやアレサ・フランクリン、サム・クックなどに影響を受け、R&Bシンガーとしての夢を叶えるべく、高校を中退してニューヨークへと飛び、<ジャイヴ・レコード>と契約。2005年にデビュー・シングル「ラン・イット!」をリリースすると、高度なダンス・パフォーマンスと歌唱力で一気にファンを獲得し、16歳にして米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で見事1位に。「Yo(エクスキューズ・ミー・ミス)」や「ギミー・ザット」などを収録したデビュー・アルバム『クリス・ブラウン』は米ビルボード・アルバム・チャートで初登場2位に輝き、華々しいデビューを飾った。その年に開催された【WMAアワード】では、当日のパフォーマンスを噂されていたマイケル・ジャクソンの代わりに「スリラー」を披露して、その存在をお茶の間に知らしめた。

 デビュー作の功績により【グラミー賞】の<新人賞>にノミネートされたクリスは、一躍人気アーティストの仲間入りを果たし、2007年に2ndアルバム『エクスクルーシヴ』を発表。T-Painを迎えた「キスキス」(全米1位)や「ウィズ・ユー」(全米2位)といったヒット曲を収録した本作はアメリカ国内で初週約30万枚を売り上げて、全米2位という好成績を残した。当時のクリスは『アメリカン・アイドル』の優勝者ジョーダン・スパークスとのデュエット「ノー・エア」やリル・ママの「ショーティー・ゲット・ルース」など、客演曲もヒットを連発。“ネクスト・マイケル・ジャクソン”として地位を確立し始めていたクリスは、【2007 MTVビデオ・ミュージック・アワード】でマイケルの「ビリー・ジーン」を披露し、その称号に値するパフォーマンスで世界中のファンから熱い視線を集めた。このパフォーマンスを見たマイケルは「クリスは光り輝くスターで、そんな彼のパフォーマンスに僕も楽しませてもらっている。」とコメントしている。


 しかし、2009年の【グラミー賞授賞式】の前夜にクリスは当時の恋人リアーナへの暴行事件で逮捕。このニュースは世界中に衝撃を与えた。その年にリリースされた3rdアルバム『グラフィティ』には、リアーナへの謝罪とも取れる楽曲がいくつか収録されている。その後、クリスと復縁したリアーナはマイケルの楽曲「ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール」の歌詞を引用し、クリスをフィーチャーした「ノーバディーズ・ビジネス」(2012年のアルバム『アンアポロジェティック』収録)で<これは私達の問題、他の人には関係ない>と歌い、2人のオンオフの関係は世間から大きな注目を集めたが、その後、破局している。


 ネットやゴシップ誌では彼に関する様々な意見が飛び交うなか、『グラフィティ』は【グラミー賞】の<最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム賞>にノミネート。そして2009年6月に亡くなったマイケル・ジャクソンの一周忌のちょうど2日後に開催された【BETアワーズ】で、マイケルの追悼パフォーマーに抜擢されたクリスは、ムーンウォークやキック、ゼロ・グラヴィティといったキング・オブ・ポップを代表するダンスムーブを披露し、喝采を浴びる。

 パパラッチやメディアに追われる日々が続きトラブルが絶えないクリスだったが、“Forgiving All My Enemies (敵を許す)”、“Fans Are My Everything (ファンが全て)”という意味が込められた4thアルバム『F.A.M.E.』(2011年)と5thアルバム『フォーチュン』(2012年)はともに全米1位を獲得。リアーナへのDV事件以降、引き続き厳しい世評が続いたものの、『F.A.M.E.』は【グラミー賞】で<最優秀R&Bアルバム賞>を獲得と音楽面では成功を収めた。『F.A.M.E.』には、マイケルへの敬意を込めて「ヒューマン・ネイチャー」をサンプリングした「シー・エイント・ユー」が収録されている。


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最新アルバムは全世界トータル楽曲再生数10億回超え

 2014年にリリースした『X』からは、「ロイヤル feat. リル・ウェイン&タイガ」が全米最高9位を記録。豪華共演が話題を呼んだ本曲はミュージックビデオが9.75億再生回数を記録し、クリスの歴代MVの中でもダントツの最多再生回数を誇る人気曲だ。商業的な成功を手にしたクリスは2015年の5月に娘ロイヤルティ・ブラウンちゃんが誕生。その年にはタイガとのコラボ・アルバム『ファン・オブ・ア・ファン:ジ・アルバム』と7thアルバム『ロイヤルティ』の2枚のアルバムをリリースするなど、ハイペースで作品をリリース。『ロイヤルティ』はタイトルからも分かる通り、愛娘の名前から来ており、アルバムのジャケットにはクリスが生後間もないロイヤルティちゃんを抱く写真が使われている。


 アルバム・リリース&ツアーなどで、コンスタントに活躍する間、クリスはアパレル・ブランド『ブラック・ピラミッド』の展開や趣味でもあるペインティングの腕前を披露するなど、休む暇もなく、その活動の場を広げている。そして2年ぶりとなる『ハートブレイク・オン・ア・フル・ムーン』(2017年)は、2枚組45曲入りの超大作。ストリーミングが主要となり、曲の長さが短くなってきている近年の音楽状況では実に珍しい2時間39分というボリューミーなこの作品からは、「パーティー feat. グッチ・メイン&アッシャー」のMVに日本人ダンサーのRIEHATAが出演していることが日本で話題を呼んだ。


 1年半ぶり、通算9枚目のアルバム『インディゴ』(2019年)も2枚組全33曲とかなり気合が入った作品だが、ジャスティン・ビーバーやタイガ、ニッキー・ミナージュといったクリスのお馴染みファミリーに加え、リアーナをめぐる恋沙汰をきっかけに長年、犬猿の仲であったドレイクの参加が注目の的に。全米最高5位にチャートインした「ノー・ガイダンス」のMVは、途中から過去に報道された乱闘騒ぎを連想させるかのようにダンスバトルへと発展。<駆け引きはもうこりごり>と歌う2人の甘い歌声と、クリスが圧倒的なダンススキルでドレイクをズタボロに負かすシーンなど、まるで不仲説などなかったかのようなマイルドでコメディチックな2人のやり取りが楽しめる。全米1位に輝いた『インディゴ』はリリースから1年も経たないうちに、全世界トータル楽曲再生数が10億回を超えており、彼のストリーミングでの人気の高さもうかがえる。

 昨年11月に長男アイコ君が誕生し、2児のパパになったクリスは、今年5月5日にヤング・サグとのミックステープ『スライム&ビー』を世界に向けてデジタル配信。現在「ゴー・クレイジー」を使ってダンスする “#GoCrazyChallenge”が展開中で、(ドレイクの「イン・マイ・フィーリングス」のように)車の運転席から助手席側へカメラを回し、決まった振り付けを踊る動画の投稿を本人のアカウントから呼びかけている。ロイヤルティちゃんのチャレンジ動画は現在までに約320万回以上が再生されており、クリスからダンスの才能をしっかり受け継いでいるかのように、6歳ながら堂々と踊る大人顔負けの彼女のダンスは必見だ。

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 ここまで、彼の経歴を簡単にまとめたが、クリスの魅力は何といっても、アクロバティックなダンスと歌声だろう。185 cmという高身長を活かして、弾くようなポッピンや高速シャッフル、格闘技を組み合わせたダンスは、どれも目を見張る。前述したRIEHATAの他に、過去のMVにはケント・モリが出演したり、ワールドツアーのバックダンサーとして有働真帆が帯同したり、クリスのインスタグラムに日本のダンサーの動画が度々リポストされたりと、日本人と繋がりがあるところもファンとしては嬉しいポイントだ。

 また、その歌声はハードにもスウィートにもポップにも自由自在に変化して、王道のR&Bやラップなど、どのジャンルとも相性が合う。クリスの楽曲で高い人気を誇る「ウィズ・ユー」や「ルック・アット・ミー・ナウ feat. リル・ウェイン&バスタ・ライムス」、「アンディサイデッド」などからも分かるように、歌声とマッチするジャンルの幅が広く、そしてジャンルが変わっても声質が衰えてしまうことが決してないところが、シンガーとして彼の持ち味のひとつでもある。また、フィーチャリング参加の場合でも、サブ位置でありながら確実に強い印象を残すスキルは、今後も重宝されることだろう。



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これだけ抑えていれば完璧!?
クリス・ブラウン代表曲10選

キャリア15年で、クリス・ブラウンはスタジオ・アルバム9枚、コラボ・アルバム2枚を発表。シングル・カットされた楽曲はフィーチャーされた楽曲を含めて、実に100曲以上も存在する。今から手を付けるには少し足取りが重い……という方のために、数多あるクリスの代表曲の中から10曲をピックアップ。これだけ抑えていれば、彼のアーティスト人生も語れそう!?

1.「ラン・イット!feat. ジュエルズ・サンタナ」from『クリス・ブラウン』
全米1位を獲得した記念すべきデビュー曲。全てはこの曲から始まった。


2.「キスキス feat. T-Pain」from『エクスクルーシヴ』
自身2曲目の全米No.1ヒットソング。前作から一歩大人に近づいたクリスに、当時のティーンは大熱狂。


3.「ウィズ・ユー」from『エクスクルーシヴ』
一途な思いを歌い、批評家からも高評価を受けた大人気のラブソング。


4.「イェー!イェー!イェー!」from『F.A.M.E.』
MVで魅せるダンス・パフォーマンスと全盛期を思い起こさせるアップテンポのこのナンバーで見事、復活を成し遂げた。


5.「ルック・アット・ミー・ナウ feat. リル・ウェイン&バスタ・ライムス」from『F.A.M.E.』
全米最高6位を記録し、クリスがラップに初挑戦した隠れた名曲。バスタの高速ラップパートを真似したものの、途中で断念した人も多いのでは? このMVにはケント・モリが出演。


6.「ターン・アップ・ザ・ミュージック」from『フォーチュン』
EDMサウンドを全面に出したダンスナンバーで、Billboard JAPAN総合ソング・チャートで最高8位を獲得した日本でも人気の高いナンバー。


7.「ファイン・チャイナ」from『X』
マイケル・ジャクソンを彷彿させるファルセットを多用した80’sサウンドが特徴的。このMVにもケント・モリが出演している。ちなみに、タイトルの“チャイナ”は中国ではなく、陶磁器の意味。


8.「エイヨー」from『ファン・オブ・ア・ファン:ジ・アルバム』
タイガとの掛け合いが見事にマッチした、お決まりのクラブナンバー。


9.「ノー・ガイダンス feat. ドレイク」from『インディゴ』
ドレイクとの冷戦状態に終止符を打った最新ヒット曲。これでファンも一安心?


10.「ゴー・クレイジー」from『スライム&ビー』
ピアノが心地よい、これからの夏にぴったりの一曲。


公式プレイリストにも注目!

現在、音楽サブスクリプション・サービスのSpotifyで上記10曲が全て入ったクリス・ブラウンの公式プレイリスト<INTRODUCING SLIME & B>が公開中。クリス・ブラウンの長年のファンも、あまり通ってこなかった方も、この機会に新旧楽曲が揃ったこのプレイリストを、一度聞いてみては?


Tシャツを3名様にプレゼント!

クリス・ブラウンが手掛ける人気アパレル・ブランド『ブラック・ピラミッド』のTシャツ(XLサイズ)を3名様にプレゼント。日本ではなかなか手に入らない貴重な品モノをゲットするビッグチャンス! 下記の応募方法を読んで、ご応募ください。

<応募方法>
1. Billboard JAPANの公式Twitterアカウント(@Billboard_JAPAN)をフォロー
2. 一番好きなクリス・ブラウンの楽曲名を #クリスブラウン15周年 と一緒にツイート
例)#RunIt #クリスブラウン15周年

<応募締め切り>
2020年6月14日(日)23:59まで

<注意事項>
・当選者の方には、@Billboard_JAPANよりダイレクトメッセージ(DM)をお送りします。当選時に@Billboard_JAPANをフォローされていない場合、当選は無効になりますのでご注意ください。
・当選はDM通知および賞品の発送をもって代えさせていただきます。
・柄・色は選べません。

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