Billboard JAPAN


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Predawn×Rayons スペシャル対談

インタビュー

 2018年、活動10周年を迎えるPredawn 。2月23日には【10th Anniversary Special Live at Billboard Live TOKYO】を開催する。今回の公演では、一夜限りの6人編成でステージに登場し、バンド・メンバーでもある作曲家/ピアニストのRayonsがアレンジを担当する。そこでBillboard JAPANでは、PredawnとRayonsのスペシャル対談を実施。Rayonsが音楽を担当した映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の楽曲では、Predawnが歌唱を担当するなど、活動当初から公私ともに親交のある二人。10周年記念公演についてはもちろん、二人の関係性やPredawn の10年を、2つの視点で語ってもらった。

「ライブ中は飽きさせたくないってのがすごくありますね」

一まず10年間の活動についてお聞きしたいのですが、Predawnとして活動を行ってきた10年を振り返ってどうですか?

Predawn:少しのんびりしすぎたかなって。しょうがないんですけど(笑)。
でも今後も同じようなペースで続けていけたら良いなと思います。ペースダウンをしていく人がほとんどだと思うので、また色んなことに挑戦していきたいですね。

一この10年間で様々なアーティストの楽曲に参加されていて、Rayons さんもそのお一人ですが、お二人は付き合い長いんですか?

Rayons:結構長いんですよ。何気に。まだデビューしてなかったよね?

Predawn:そうですね。大学時代は長野(大学所在地)と実家(東京)を行き来してて、Rayonsさんとは卒業後の東京のイベントで知り合いました。

一共通の知り合いがいらっしゃったとか…

Predawn:私の高校の先輩が、Rayonsさんの加入していたサークルの後輩でもあり、その方が間にいます。。

Rayons:最初は私が歌ってもらいたいと思って、楽曲を渡したんです。大学卒業後は何してたの?

Predawn:すぐ後はアルバイトで、写真屋さんで現像をしていました。でもわりと続かないたちで…(笑)。ネットスーパーで買われた商品を倉庫で集めたりといった、日雇いアルバイトもしていました。

一なるほど。Rayonsさんは音大出身とのことですが、その後は?

Rayons:最初はバンドをしていました。

一Predawnさんのバンドでもアレンジ担当と言うことですが、バンド時代にも編曲は担当されていたのですか?

Rayons:そうですね。キウイとパパイヤ、マンゴーズ(K.P.M.)というレゲエのバンドにいて、そこでアレンジをしていました。

Predawn:私が気になってライブを観に行ったときは、ワールドミュージックっぽかったですよね。

Rayons:もともとはレゲエとかダブのバンドだったんですけど、だんだん日本の民謡とかをどうやって取り入れるかっていう方向に行って。今もワールドミュージック・フェスに出たりしています。私は変わる過渡期ぐらいにいたのですが、歌詞やリズムも難しくて、どうやっていこうか苦戦していた記憶があります。レゲエをベースにして違う音楽を取り入れると、レゲエ好きの人からは「求めているものじゃない」と言われたりして。でも、メンバーと試行錯誤したり、リズムの特訓をしたりしたことが、今の活動の下地になっています。

一大学の専攻はポップスだったんですか?

Rayons:商業音楽を勉強していたので、オーケストレーションだったり、打ち込みだったり、スタジオワークとか色々なことを勉強していました。

一バンドのアレンジでは、そういった知識を総動員してやる感じですね。Predawnさんもバンドの経験はあるんですよね?

Predawn:そうですね。でも軽くです。あまり長く続いた記憶がなくて…。

一以前のインタビューでも「バンドとかまとめるのがあまり得意ではない」とおっしゃられていましね。

Predawn:楽しそうだなとは思うんですけど(笑)。でも私がテンパり始めると、神谷くんとかガリバー(鈴木)氏が色々と言ってくれて。

Rayons:優しいよね。3人編成のライブのときも、神谷さんと鈴木さんが色々考えてて。パーカッションとかピアニカとかやったり、色んな楽器を各々使って工夫してやったりしているよね。すごく良いと思います。

Predawn:ワンパターンにならないようにしています。

一それは意図して?

Predawn:そうですね。やっぱりライブ中は飽きさせたくないってのがすごくありますね。眠くなるとかよく言われるんで(笑)。 一応起きててほしいです。

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一バンド編成と一人でステージに立つのとでは、心持ちは違いますか?

Predawn:そうですね。最初の頃は慣れていないからか、自分が何とかしないとっていう気張りはあったんですけど。

Rayons:いいよ、もっと気張っても。

一同:(笑)

Predawn:最近は回数を重ねたからか、3人いることで分散しているんじゃないかって思って。心強くなってきましたね。

一10周年公演の今回は6人編成のライブですね。

Predawn:1人ではいつもやっているので。この編成で前もライブをやったことがあって、それを見た人から「良かった」「またやらないですか」って言われることも多くて。今やったらもうちょっと上手くできるかなっていうのもあるし、華やかにショウができたら良いなっていう思いもあります。

一12月からリハーサルをやっていらっしゃったとか?

Predawn:とりあえずベーシックだけ固めようと。「不安をなくそう」の会みたいな。上物というか、フルートとかチェロとかをのせる前に、リズム隊と鍵盤とギターのリハを先にしました。

一セットリストとか決まっていたりしますか?

Predawn:ふわーっと(笑)。それぞれ楽器を持ち替えたりするので、やりづらくないかとか考慮したりはしています。

一今回の公演ではRayonsさんがアレンジを担当されているんですよね?

Rayons:そうですね。同じ編成でやった前回のときも私が担当していて。それを引き継いだって感じなんですけど。

Predawn:その時も結構ゆるかったですよね(笑)。

Rayons:お願いされたのが直前で。好きな編成だったのですぐやろうと思ったんですけど、美和子ちゃん(Predawn)の魅力とバンドの魅力をどっちも出したいっていうのがありつつ、自分もピアノを弾かないといけないし、曲数も多くて。結構勢いでやったところもありました。終わった後に思い残した部分もあったので、今回もう一回この編成でやるにあたって、さらに良くなるようにしたいと思っています。…ということで、自分でハードルを上げておきます(笑)。

一よりパワーアップしたライブということで、楽しみにしております。

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「だんだんイメージ通りに声が出てるなって」

一お二人の信頼関係がよく分かったのですが、Rayonsさんから見たPredawnさんの10年ってどうでしたか?変わったことや、変わらないことなど。

Rayons:それ考えたんですよね…。(Predawnに)本人として一番変わったタイミングとかあったんですか?


▲『Absence』(2016年)

Predawn:なんですかね……でもやっぱり直近のアルバム(『Absence』)かなと思います。声が結構出るようになったかなと。

Rayons:私もそれ思った!声変わったよね。出るようになった。

Predawn:ですよね。でも風邪を拗らせると声に来るようになっちゃったんですけどね…(笑)。

Rayons:でも声は大人っぽくなったよね。

Predawn:前はどこから出してたんだろう…(笑)。

Rayons:それは自然に変わったってこと?

Predawn:どうなんですかね?

Rayons:でも前言ってたよね。「自分の出したいような声に近付いていく」って。

Predawn:それは昔からあるかもしれないです。最初に自分の声を録音して聞くとすごい気持ち悪いじゃないですか。自分が喋ってるイメージと実際の声って全然違うので。でも、だんだんイメージ通りに声が出てるなって、録音を聞いて思いますね。

--なるほど。Rayonsさんは他に印象に残っていることってありますか?

Rayons:この前のアルバム(『Absence』)を聴いたとき……言葉を選ばずに言うと…、頑固だなって思いました(笑)。あんまり上手く言えないんですけど…自分の手で作りたいっていう。例えると、目の前に美味しい砂糖があるのに、自分でサトウキビから作っちゃうっていうような。

--こだわりがあるという感じですかね。(Predawnに)どうですか?

Predawn:納得ですね。
全部ではないんですけど、最近の音楽を聴いていると、「綺麗すぎてなんか違う」って思っちゃうんですよね。クラフト感を出したいという欲が強すぎちゃうのかもしれませんけど。たぶん一部の人には、「Predawnって雰囲気は良いのにいっつも荒いよな」って思われているかもしれないです(笑)。

--でも本人としても、ある意味そうありたいってことなんですよね。

Predawn:そうですね。綺麗なものも好きなんですけど、それはRayonsさんの作品に参加したりとか外のお仕事で満足しちゃって。自分が作るなら、ざらっとした質感のあるものが作りたくなってきてしまう性分なんです。だから頑固なのかも(笑)。

--では最後に、新しいアーティスト写真について教えて下さい。10周年を記念して変更したということですが、すごくインパクトのある写真ですよね。

Predawn:「10周年だよ」って言ったら「衣装代が下りる」って言われたので(笑)。ギリースーツをネットでポチッとしました。

--Predawnさんのアイディアだったんですね(笑)。

Predawn:そうですね。隠れたいし、見つけてもらいたいっていう(笑)。1人だと地味だし面白味のないアー写になっちゃうので…、いつも「どうしたらいいのかな」って考えてるんです。

Rayons:いつか私のも考えてください(笑)。


▲Predawn / 2014.11.06 "Nectarian Night #01" at 品川教会グローリア・チャペル トレイラー

Predawn「Absence」

Absence

2016/09/21 RELEASE
RDCA-1044 ¥ 2,592(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.Skipping Ticks
  2. 02.Black & White
  3. 03.Universal Mind
  4. 04.Don’t Break My Heart
  5. 05.Sigh
  6. 06.霞草
  7. 07.Autumn Moon
  8. 08.Kinds of Knot
  9. 09.Hope & Peace

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