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しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー



しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

 立川の市役所の人たちも「しなまゆと一緒に頑張りたいんだ!」

 様々な苦悩と対峙しながらも、立川と共に天下を狙うポップバンド・しなまゆのフロントマンであるモリユイとサシ呑みインタビュー決行!こんなに市に愛されたバンドに会ったことない!いまだかつてない形で夢を叶えていくドキュメンタリー、ぜひご覧下さい!

グーパン喰らったまま振り向けない、顔が戻せない……みたいな感じだった

しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

--今回はしなまゆの地元・立川、しかも「Regret」のMVにも出てくる焼肉屋さん“牛玄”でのインタビューになります。よろしくお願いします!

モリユイ:お願いします! かんぱーい!

--いしわたり淳治&渡邊忍をプロデューサーに迎えた『ヘンシン』リリースタイミング以来(http://bit.ly/2eRQGiK)1年半ぶりのインタビューになりますが、今のしなまゆのコンディションはどんな感じなの?

モリユイ:元気です。今いちばん元気かもしれない(笑)。

--なんでそんなに元気なんですか?

モリユイ:やっぱりアルバムが出せるというのは嬉しいですから。しかも私たちはメジャーデビューして3年経つんですけど、ここまで結果を出せていないバンドに付き合ってくれる人なんて、しなまゆをマジで好きになってくれている人しかいないんで。そういう人たちに恩返しできるように「頑張ろう!」という気持ちが強くあって、それで元気なんだと思います。

--「結果を出せていない」と仰っていましたが、どこまでやったら「結果を出せた」と思えるんでしょうね?

モリユイ:1000人ぐらい入る会場で全員知り合いじゃない形でソールドアウト。じゃないと無理というか「自分たちはこれで良いんだ」「みんなが良いと思ってくれてるんだ!」と信じられないと思う。赤坂BLITZで「みんな知り合いじゃない!」という状況でワンマンが出来たら信じられるかな。

--今回の『クランク・イン!』はアルバムとしては2年半ぶりの作品になります。

モリユイ:もうそんなに経ったんですよね。でも2年半経ってまたアルバムを出させてもらえたことに関しては、感謝しかないです。普通じゃない。

--これだけのインターバルが空いた要因としては、去年リリースした『ヘンシン』でいしわたり淳治さんと出逢ったことがデカかったんじゃないですか? 作詞についてスパルタ教育を受けてボコボコにされたと言ってましたよね(笑)。

しなまゆ/恋をしている目をしている(Short Ver.) 2016年3月9日発売miniALBUM『ヘンシン』
しなまゆ/恋をしている目をしている(Short Ver.) 2016年3月9日発売miniALBUM『ヘンシン』

モリユイ:スゴい! よく分かりましたね! それです(笑)。

--何を書いていいか分からなくなった?

モリユイ:なりました。いしわたり淳治さんに「あ! 歌詞ってこういうものなんだ?」っていうことをグーパンレベルの衝撃で教えてもらったので、その影響は大きかったです。グーパン喰らったまま振り向けない、顔が戻せない……みたいな感じだったので。それで本当に歌詞が書けなくなって。例えば今作の「好きな人」とか土壇場で収録することになった曲は、元々収録するつもりで書いてないからスラスラ書けてるんです。でも「収録しますよ」という前提で歌詞を書かなきゃいけない曲は本当に時間がかかって。で、みんなと連絡を取らなくなるぐらい、家からも全然出なくなっちゃったし、部屋とトイレの往復で毎日30歩ぐらいしか歩いてなくて。

--塞ぎこんでしまったんですね。

モリユイ:でもそれでスタッフさんが地元まで来てくれて「どうして書けないんですか? 書きたいことがなくなったんですか?」と聞かれたんですけど、そのときに「そうじゃないんだよな」とハッとしたんです。書きたいことはめちゃくちゃあるし、こういう風にしたいという完成形も見えてるし、それをちゃんと伝えたい気持ちもすごくあって、だから半端に書きたくないとも思ってた。そう再認識して「本当は書きたいことはめちゃめちゃあるけど、自分の実力とのギャップがあって書けません」って伝えて。そしたら「作詞家の人と一緒にやってみましょう」と言って下さって、そんな中でいろんな人の歌詞を見る機会があったんですけど、濱名琴さんの歌詞を見たときに他の人より光って見えたんです。それで連絡してもらってお会いしました。

--ゆえに今作には、濱名さんと共作した楽曲が多数収録されているんですね。

しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

モリユイ:それまで自分で書いていたものもあったんですけど、それを人に見せることが本当に出来なくて。見られたときに「ここがダメだよね」と言われちゃたら返せないというか「こんなの見せれない」という気持ちが凄くて。で、全然出せずにいたんですけど、濱名さんとの出逢いがあって「こういう風に書くんだ?」とか「こういう書き方でも意外と歌ってみたらイケるじゃん!」とかすごく勉強になったし、何より「やっぱり書かなきゃダメだな。書くことがいちばん大事」ということに気付けた。本当に変に拘っちゃってておかしくなっていたんですけど、結局書き続けることが大事。だから「なんてことをしてしまったんだ!」とも思いましたよ。書かなかった時間があったから。でもその後に書いた「grow」という曲は1回も直してなくて、書いたまんま「全部良いじゃん!」と言ってもらえて、そういうことで自信を付けさせてもらえたし、だから「書いてよかったな」と思えたし、どんなに書くことが苦しくなっても書かなきゃいけないと思えました。

--では、仮にいしわたり淳治さんに何を言われても「私はこれでいいんだ!」と思って歌詞を書けるようになった?

モリユイ:えぇー! それは別! それはマジで別! 本当に“超えられない壁”って感じですもん。かなりの衝撃でしたから。いしわたりさんの歌詞は本当に無駄がないんですよね。それを目の当たりにしちゃうと、心の中のいしわたり淳治が「これはどういう意味ですか?」「それって聴く人にとって必要かな?」って問いかけてくるようになるんです(笑)。なので、今でも歌詞を書くときにいしわたりさんは頭の中にいますね。

--そうして完成に至った新アルバムのタイトルを『クランク・イン!』にしたのは?

モリユイ:最初は『フレア』っていうタイトルだったんですよ。それはウチの母親が私のことを「太陽フレアみたいな人だよね」と言ってて。太陽フレアは凄く莫大なエネルギーがあるし、いろんな星規模で影響を与えるぐらいのパワーがあるけど、どこからどれぐらいの大きさのどれぐらいの強さのものがいつ芽を出すか分からない。でも私にはそれぐらいのエネルギーがあると言ってくれてて、それで『フレア』にしようかと思っていたんですよ。アサガオの花びらもフレア、フレアスカートのフレアで優しいイメージもあるし。でももうちょっとアルバムの内容に近い言葉を選ぶことになったときに、今作は今までのファンタジックな感じじゃなくて現実寄りで書いているものが多くてパーソナルだし、このアルバムの中に住んでいる年齢とか性別とか全く違う人たちの生活を切り取らせてもらってるイメージがあって、映画の撮影に入るときの『クランク・イン!』にかけてるんです。「ちょっと覗かせてもらって切り取らせてもらいますね」っていう意味で。

--今日の話の流れだと「また始まった」感もありますしね。それにしてもしなまゆは、前回のインタビューでは病気に苦しめられたことを話してくれたり、今回も歌詞が書けなくなってしまった話をしてくれましたが、スムーズに進まないバンドですね。

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モリユイ:そうなんですよ(笑)。私がドッタンバッタン系なんで! 他のメンバーはそんなんでもないんですけど、いつも私がぶっ壊れて、周りがどうにか修繕してくれている。という図ですね。

--最初の印象では、バカが付くほど突進系のアーティストだと思っていたんですけど、実際は意外と繊細なんですよね。

モリユイ:うん。ビビりなんで、マジで。本当に臆病なんで。昔から「人にどう見られているか」気になり過ぎて、中学生から高校の最初ぐらいまでは息をするのが苦しいぐらい「人にどう見られているか」しか考えてなかったんですよ。だから毎日が怖くて。それぐらい元々ビビりだし、気にしいなんです。気にし過ぎて物事進まないことがめっちゃある。

--でもしなまゆはモリユイが強引にメンバー誘って結成したバンドですし、そういうエピソードを聞いていると破天荒なイメージじゃないですか。

モリユイ:だから後でビックリするんですよ! 自分のそういうエピソードを聞いて「え、本当にそれ私がやった?」ってなる。このあいだも、Chelsyのサポートギターの女の子に会ったときに「あ、モリユイさんのこと知ってます」って言われて、よくChelsyと対バンしてるから知ってくれてるんだなと思ったら「ChelsyのワンマンでMIOちゃんが「このあと何の曲をやるか、みんな分かるかな?」と言ったときに、モリユイさんが「完全感覚Dreamer!」と仰ってて、それで覚えてます!」って(笑)。私はそんなこと言った記憶がないんですよ! でもそっちの自分がいろいろ物事を進めてくれているところはあって、その一方で物凄く気にしいで物事が進まない自分もいるという。

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優しさがピーキーな街、立川。市役所の人たちも「しなまゆと一緒に頑張りたいんだ!」

しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

--でも今のモリユイは前に進めてるんですよね?

モリユイ:そうですね。私、自分の理想が高すぎて、そこに追いつけないギャップにいつも苦しんでるんですけど、でも最近は「とりあえず今はコツコツ頑張っておこう!」みたいな。そう自分で思えるようになった。そのきっかけのひとつとしては、最近引越ししたんです。立川から立川へなんですけど、駅からだいぶ近くなって、ウエちゃん(ウエノハラ/b)も家が近所になったんですよ。だから前より一緒に帰るようになったし、母親と2人で暮らしてるんで会話する機会も増えたし、自分で意外といろいろ選択できるようになったりもして、生活感がすごくあるんです。自分の部屋がそこにあって「私はここに帰ってくるんだ」という感覚がちゃんとある。それで元気なんだと思います。

--また、今作のリードトラック「Regret」。この曲のミュージックビデオは立川で撮影されていますけど……

2nd ALBUM 『クランク・イン!』発売 しなまゆ/Regret(Official Video)
2nd ALBUM 『クランク・イン!』発売 しなまゆ/Regret(Official Video)

モリユイ:そうなんですよ! 愛しかない!

--もう立川に住んで何年になるんですか?

モリユイ:幼稚園のときからだから……20年近く経ってるんじゃないですか。

--モリユイにとってどんな街?

モリユイ:私にとって立川は、腐れ縁の幼なじみ。すごく良いところもあるし、イヤなところも知ってるし、でも帰ってくるとやっぱり居心地いいし、なんか誰かに話したくなるし「こういう友達いてさぁ」って言いたくなる感じ。で、みんなの共通認識がソレっていうところも好き。みんなが「立川ってそういう街だよね」って共感できる。でも「もっとこれから頑張ろう」っていうキラキラしたところもあるし、市役所の人たちも面白いし……

--市役所の人たちが面白いんですか?

モリユイ:面白い。超元気なんですよ! パワフルな人ばっかりだし、それもあって立川がすごく好きなのかもしれないですね。市役所の人たち、カントリーマアムを山盛りでくれたりするんですよ(笑)。差し入れで。しかも大人のカントリーマアムでちょっと高級感あるやつだったんですけど、ISETANの袋に山盛りでくれましたね。あ、あと、市役所の人たちと新年会しました! カラオケも一緒に行ったし。

--どれだけ密な関係なんですか(笑)。

しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

モリユイ:私の小中学校のときの同級生が市役所で働いてるんですよ。それもあって連絡先交換して、そしたら新年会に誘ってくれて、それこそウチのメンバーも参加して、みんなで食べて飲んで、その場で「みんなでしなまゆのツアー行こうよ!」って言ってくれたりもして、すごく好意を持ってくれている。だから市役所の人たちとめちゃくちゃ仲良いですよ。癒着、癒着(笑)。

--立川市と癒着している唯一のバンド、しなまゆ。

モリユイ:癒着バンド。

--立川に限らず、市とそこまで仲良くしてるバンドいないですよ(笑)。

モリユイ:めっちゃ応援してくれています! それこそ市役所にポスターを貼らせてくれたりするんですよ。意味不明じゃないですか!

--こうなったら立川ごと上を目指しましょうよ。

モリユイ:そうですよね! 立川の市役所の人たちも「立川をもっと盛り上げたい!」って気持ちが常にあるし、そういうところで「しなまゆと一緒に頑張りたいんだ!」と言ってくれているし、私たちも立川と一緒に盛り上がりたいと思ってるんです。立川はマジでラブ。野外でライブしているときとかも市役所の人たちが来てくれるんですよ。本当に有り難い。

--この近辺で言うと、八王子市とファンモンがそういう関係性でしたよね。街のいろんな有名店がファンモンメニューを用意したり……でも今のモリユイの話を聞いてると、それより蜜ですよね。

しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

モリユイ:くるりんちゃんサブレもくれます(笑)。あと、立川には公式なりそこないキャラクターがいて、立川はウドが名産だから“ウドラ”って云うんですけど、そのウドラを描いてる作者の方もしなまゆが大好きで! ライブに超来てくれるんですよ!

--もう完全に立川の心を掴んでるじゃないですか(笑)。そういう関係性もあって「Regret」のミュージックビデオは立川で撮ったんですね。満を持して立川出身であることを全面に出していくという。

モリユイ:立川、もろ出し。

--デビュー当時は「あんまり立川を前に出すと、立川の中に収まっちゃうんじゃないか」という危惧もあったと思うんですけど、1周まわってみたら「立川と一緒に盛り上げていくのがいちばんベストだった」みたいなところもありますよね。いちばん無理がないし。

モリユイ:それは本当にそうだし、しなまゆ自体が二十歳になってからようやく渋谷に出て行ったようなバンドなので、本当にみんな立川で育ってるんですよ。立川がずっとホーム。だから「ちょっと遅くなっちゃったけど、もう1回一緒にやってくれませんか?」みたいな感覚が今回はあって、だからMVに出てくるお店への撮影許可も全部自分たちで取りに行ったし、道路の幅とか計ってそこで撮影させてもらう為の書類とかも作ったんですけど、みんな優しく対応してくれて! この焼肉屋さんもすごくサービスしてくれたし、優しさが振り切れ過ぎててピーキーなんですよ!

--優しさがピーキーな街、立川。キャッチコピーになりそう(笑)。

モリユイ:家の管理人さんさえ優しいから(笑)。

--2020年の東京五輪に向けて世界に発信したほうが良いですよ。テーマソングはしなまゆが担当して。

しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

モリユイ:それはヤバい! でも本当に良い街なんです。今回は鬼公園でもMV撮ったんですけど、あの公園は“赤い公園”の由来にもなってたりして、それこそ先輩たちの過ごしてきた街でもあるし、その人たちの思い出も一緒に背負っているから「私たちも頑張ろう」と思えるし……ぜひみんなで住んでください。みんなで住もう!!

--自分たちの街にみんなを住まそうとするバンド、新しいです。

モリユイ:ちょっと家賃高いけど……住もう!!

--今日の話を聞いてると、メジャーデビュー以降、目指したり考えたりしなきゃいけないことがどんどん増えていた中で、そっちに気持ちがすごく持っていかれていたけれども、このタイミングで「しなまゆって元々こういうバンドだったじゃん」という部分に立ち戻れているところもあるんじゃないですか?

モリユイ:めっちゃそう思います。どっかで何者かにならなきゃいけないような気がしていて、何かを打ち出さなきゃいけないとか、オシャレじゃなきゃいけないとか、可愛くなきゃいけないとか、もっとロックじゃなきゃいけないとか、なんか「どっか造らないと振り向いてもらえないんじゃないか」とすごく思ってたし、でもそういうのが器用な人間が集まっていないから、そこは最初からずっとそうだから、それゆえにみんな苦しんでいたんですけど、本当に原点に立ち返るじゃないけど、このタイミングで立川に立ち返れたことはすごく大きくて。何者かになってキャッチフレーズが付くようなバンドにならなきゃダメだとずっと思っていたけど、もうそうじゃなくてもいい! そんなことだけじゃ量れないぐらいの経験も年月も重ねてこれたじゃん! とりあえず3人でさ! という想いが今はあるから、そこで『クランク・イン!』みたいなアルバムが完成して、立川を舞台にしたMVもしなまゆを理解してくれているチームで撮れて、すごく良かったなと思う。

--じゃあ、乾杯しますか?

モリユイ:あざす! かんぱーい!!

Interviewer:平賀哲雄
Photo:Jumpei Yamada
Location:牛玄(http://bit.ly/2v3fz1v

しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

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モリユイ『クランク・イン!』セルフライナーノーツ&全曲試聴

しなまゆ『クランク・イン!』モリユイ(vo,g/立川代表)インタビュー

01. オレンジ

太陽のエネルギーをギュッと詰め込んだような一曲です。
このアルバムを先頭で引っ張ってくれる無邪気なムードメーカー。
曲の主人公のキャラクターを男性や女性、
年齢も様々に受け取ってほしくて意識して歌詞を書きました。
なぜだか私たちはどうしても日の光に元気をもらったり、
切ない気持ちを呼び起こされてしまったりするんですよね。
聴いてくれた人にとってこの曲がそんな存在になったらいいなあ。
明日晴れますように!

02. まだ言わない

恋が始まった瞬間ほど女の子がはちゃめちゃに輝くことって、
ほかにないんじゃないでしょうか…。
この曲の主人公はまさにそのまっただ中です。
まだ不安を抱く暇もないくらい無敵モード発動中。
「悔しいから好きなんて まだ言わない」の小悪魔っぷりよ。
こっちを見ながらにこにこ笑って手をひっぱっていくような
そんな女の子をイメージしました。
自分で書いていてうらやましくなるくらいかわいい。
恋したくなってきません?

03. Regret

しなまゆ的、モリユイ的応援歌です。
頑張っている誰かをあざ笑っていた自分だったけれど、
いつの間にやら周りにすっかり取り残されて
あれれ?なんだか笑ってる場合じゃないなって状況。
じゃあ、こっから先どうする?
ってなったとき自分と改めて向き合うのって
めちゃくちゃ苦しいし痛いししんどい。
けど、そこで覚悟を決められたらきっと変われる。はず。はず…。
そんな痛すぎる心の動きを曲にしたかったんです。
ただ「頑張れ!」って曲は絶対書きたくなくて、
曲の主人公と「一緒に頑張ろう」を形にしました。
今のしなまゆが注ぎ込まれた一曲です。自信作。

04. Flower

アルバムの中でも、しなまゆの既存の楽曲の中でも、
かなり今までと毛色の違う曲になっています。
曲を作り始めた時のイメージは
マーガレットの花、山脈、楽隊、外国の絵本、キャンディー…。
あと、サビで一気に風を吹かせたくて試行錯誤しました。
歌詞は、今までたくさんもらってきた言葉や愛情が
ずっと胸の中に種として残っていて、それが花を咲かせて揺れている。
その花たちこそが今の自分を作り、支えてくれているんだ。
と言う感謝の気持ちで書きました。
みんながそれぞれの胸に花を咲かせて生きていると思うと、
なんだか少し優しい気持ちになれる気がするのです。

05. Contour

「輪郭」という意味を持ったタイトル。
私たち、自分自身ではどう頑張っても自分の姿を
きちんとこの目で見ることって出来ないんですよね。
だから自分の形なんて一人でいると、曖昧なものだなあと。
だけど、誰かが触れてくれることで初めて
自分と他人との境目を知ることが出来るのだと思います。
そして、失ってしまうからこそ触れられていたことに気づくのだとも思うのです。
アルバムのちょうど中間に当たる曲なのですが、
このならびにして良かった。
優しい歌です。

06. grow

仮タイトルは「スクールカースト」でした。
学校という、小さな箱の中で繰り広げられる社会に身を置く、
思春期の軋む体たちを無機質に表現したくて。
「あのイケてる彼女がポニーテールをしてるから私は出来ない」とか、
そういう暗黙の了解を飲み込んで器用に生きていく様というか。
ダンス社会人に次いでゆるラップしてますが、
相変わらず韻は踏めませんでした。メーン。
歌がほぼ練習なしの一発録りに近くて荒い感じな所、気に入っています。

07. AとB with Takumi from Swimy

高橋留美子先生の描くようなケンカップルが
好きで好きで仕方が無くて。
いつか絶対男女で痴話げんかをする歌詞を書きたいと思っていたので、
念願叶った一曲です。
雑誌やテレビで「長続きの秘訣」とかって見るけど、
それって誰かの成功例ってだけであって、結局目の前にいる人と
向き合って譲り合っていくしか道はないって思うんです。
二人だけのオリジナルな関係でいいじゃない!って思って書きました。
「手と手を強く握って まっさらな地図を行け」です。
あと、Takumiさんとデュエットできたのがかなり楽しかったです。
やりたかったことが形になっていくのが気持ちよかったのを覚えています。

08. コスメティック

すっっっごい不思議な曲!!!
この曲に一番振り回されている気がします。
なんだか味気ないかな…って思って何か足そうとすると
すぐにやり過ぎになってしまうので頭を抱えることが多かったです。
結果としてはすごくシンプルに完結させました。
歌詞は曲名のまんま、コスメと恋がテーマ。
すごい題材は可愛いはずなんですけど、
この主人公めちゃくちゃフラれまくるんですよ。
でもまたコスメに勇気をもらって恋に挑んでいくっていうストーリー。
前向きに、好きな人のために可愛くなろうってすることって、
すごく尊い過程だと思うんですよね。
女の子がこれを聴いて元気になってくれたら嬉しい。

09. 好きな人

不倫の歌です。
間違った恋が終わってしまったときに、
何にも無かったことになってしまうなんて、そんなのさみしすぎる。
と思って曲にしました。
この曲はレコーディングがかなり他の曲と違って、
せーのでみんなで録るような感じだったので、
ライブ感がある仕上がりになりました。
すごい好きな曲すぎて多くを語れない。
聴いてやって下さい(笑)

10. 君以外いらなくて

「待つ女」がテーマです。
どうせ忘れることなんてできない、ならいっそ、
この場所であなたのこと待ってる…。
よく、「別れた方がいいのかな?」とか「もう忘れなくちゃ」
とかって言葉を耳にしますが、全然そんな必要ないと私は思っていて。
好きっていう感情は全部無くなるまで使い切ってあげるのが、
一番いいと思うんですよね。
好きなら好きなままで良くないですか。
好きを使い切っちゃえば、意外とあっさり次に進める、
そこで初めて次のステップを考え始めればいいと思うんです。
だからこの曲は無理に前に進まない。その時を「待つ女」です。
最後の曲にふさわしい渋いギターソロもお気に入り。

2nd ALBUM 『クランク・イン!』発売 しなまゆ/Regret(Official Video)
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しなまゆ「クランク・イン!」

クランク・イン!

2017/07/26 RELEASE
FLCF-4508 ¥ 2,700(税込)

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Disc01
  1. 01.オレンジ
  2. 02.まだ言わない
  3. 03.Regret
  4. 04.Flower
  5. 05.Contour
  6. 06.grow
  7. 07.AとB with Takumi from Swimy
  8. 08.コスメティック
  9. 09.好きな人
  10. 10.君以外いらなくて

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