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プラチナ・ジャズ・オーケストラ presented by ラスマス・フェイバー 来日記念特集~アニソンxジャズの革新的コラボが支持される理由とは?

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 音楽ファンにもアニメ・ファンにもすっかりお馴染みとなったプラチナ・ジャズが、まもなくやってくる。プラチナ・ジャズとは、プロデューサーのラスマス・フェイバーがプロデュースするジャズ・プロジェクトのこと。日本のアニメ主題歌や挿入歌などをピックアップし、ジャジーなアレンジで演奏するのだが、企画モノの範疇を超えたクオリティの高さで大きな評価を得ている。2009年に始まったこのプロジェクトも作品を積み重ね、5作目のオリジナル・アルバムが発表されたばかり。そして、2016年の初頭には、5日間に渡るビルボードライブ公演も控えている。なぜ、プラチナ・ジャズはここまで支持されるようになったのか。その秘密を探ってみたい。

Never Felt So Fly
▲ 「Never Felt So Fly」 (Live)

 プラチナ・ジャズを語るには、首謀者のラスマス・フェイバーのことをまず知る必要がある。1979年にスウェーデンのストックホルムで生まれたラスマスは、父親がプロのサックス奏者であったことも影響し、幼い頃から音楽に親しんできた。7歳でピアノを本格的に学び、17歳の頃にはすでにプロのミュージシャンとして活動していたという。基本的にはジャズやポップスのフィールドでのセッションが多かったが、次第にクラブ・シーンに接近。自身でもハウス・ミュージックを制作するようになり、DJとしても活動を始めることになる。

Ever After
▲ 「Ever After」MV

 2002年にシングル「Never Felt So Fly」で鮮烈なデビューを飾り、その後「Ever After」(2003年)が世界的に大ヒット。メロディアスなハウス・ミュージック・クリエイターとして脚光を浴び、日本でも人気を集めることになった。そして、2008年には初のオリジナル・アルバム『Where We Belong』を発表。翌2009年からは、10人規模のシンガーとミュージシャンを集めたRafa Orchestraを結成し、ライヴ活動も精力的に行うようになった。

水の証(機動戦士ガンダムSEED)
▲ 「水の証(機動戦士ガンダムSEED)」 (Live)

 そんなラスマスが、日本のレーベルからの提案でスタートさせたのが、プラチナ・ジャズのプロジェクトだ。親日家であり、日本のカルチャーにも精通する彼の特質を生かし、アニメ・ソングを卓越したミュージシャンを起用してジャズ・テイストでカヴァーするという企画である。第一弾は、2009年に『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード Vol.1~』というタイトルでリリース。「ハレ晴レユカイ(涼宮ハルヒの憂鬱)」、「水の証(機動戦士ガンダムSEED)」、「Thanatos -If I Can't Be Yours-(新世紀エヴァンゲリオン)」といった通好みの選曲と、一切の妥協を許さない本格的な演奏が功を奏し、ジャズ・ファンからDJ、アニメ・マニアにいたるまで幅広い層から大きな支持を受けることになる。また、「星間飛行(マクロスFrontier)」のライブ映像が100万回の再生回数を記録したことでも話題になった。

銀河鉄道999
▲ 「銀河鉄道999(銀河鉄道999)」MV

 その後、この企画はシリーズ化されるが、いずれもジャズ・アルバムとしては異例のヒットを記録。取り上げたアニメ作品も、『銀河鉄道999』、『風の谷のナウシカ』、『ルパン三世』、『キテレツ大百科』といったお茶の間でも知られるメジャー路線に限らず、『るろうに剣心』、『カードキャプターさくら』、『月詠 -MOON PHASE-』、『THE IDOLM@STER』などのマニアを唸らせるセレクトでもリスナーを狂喜させた。また、シリーズ第2弾発売後の2011年には、ビルボードライブで初の来日公演を行い喝采を浴びる。翌2012年には再来日公演を実施するが、その際には声優の中島愛がゲストで出演。代表曲である「星間飛行」を共演するというサプライズも実現した。

CD
▲『ラスマス・フェイバー・
プレゼンツ プラチナ・ジャズ
~アニメ・スタンダードVol.5』

 そして、この11月には2年ぶりとなる第5弾アルバム『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード Vol.5~』がリリースされた。「デビルマンのうた(デビルマン)」、「となりのトトロ」、「きてよパーマン(パーマン)といった聴き馴染みのある名曲から、「ゲキテイ(サクラ大戦)」、「花ハ踊レヤいろはにほ(ハナヤマタ)」、「夏夕空(夏目友人帳)」などのマニアック路線まで、今回もバラエティに富んだ選曲で楽しませてくれる。また、アレンジに関しても、オーソドックスな4ビートのスウィング・ジャズはもちろん、ラテン・ジャズやクラブ・ジャズに肉薄したものまで飽きさせない工夫が施されており、うるさ型のジャズ・ファンも納得できる演奏がずらりと並んでいるのがさすが。アニメというとどうしても色眼鏡で見てしまう人がいるかもしないが、彼らの演奏を目の当たりにすればそんな気持ちも吹き飛ぶはず。それくらい、クオリティが高く心地いいジャズが展開されているのだ。

 2016年の来日公演は、この最新作からの選曲を含め、数々のアニメソングの名曲を披露してくれるそうだ。日本が生み出したカルチャーであるアニメと、北欧ならではのスタイリッシュなジャズ・サウンドの融合は、ステージ上でもクールな感覚で酔わせてくれるに違いない。

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ジャズとアニメ、それぞれの視点を切り口にしたプッシュコメントが到着!

 プロデューサーのラスマス・フェイバーは、ジャズ・スタンダードとしても親しまれている名曲「ディア・オールド・ストックホルム」で知られるスウェーデンのストックホルム生まれ。父親はスウェーデン版グラミー賞“Grammis”の受賞歴もあるバリトン・サックス奏者グンナール・ベリスティーンで、その父の影響もあって7歳からピアノを弾き始めるなど、彼のベースとなっているのはジャズ・ピアニストとしてのキャリアだ。
 2009年に始動したこのジャズ・プロジェクトの人気とクオリティの高さは、ラスマスのジャズ・ピアニストとしての才能と幼少期より影響を受けて来た日本のアニメ音楽が最高の形で融合した結果だろう。北欧の凄腕ジャズ・ミュージシャンたちが生み出すスイング感とヴォーカリストたちが歌う歌詞が英語というのも粋で、新感覚ながらどこか懐かしい、古き良き時代のジャズの雰囲気も体感できる所が彼らの魅力なのかも知れない。

--The Walker’s 加瀬正之

<The Walker’s>
2005年4月にフリーマガジンとして創刊。Walker’sとは、時にジャズの世界でベース弾きのことを指しており、新旧を問わずジャズの魅力を広く伝えている。
ウェブサイト: http://www.t-walkers.com
ツイッター: http://twitter.com/TheWalkers27
フェイスブック: https://www.facebook.com/TheWalkers27

 


 2015年は坂本真綾への楽曲提供&トリビュート盤参加に加えて、TVアニメ「学戦都市アスタリスク」で初の劇伴を担当するなど、ますます日本のアニメ音楽のシーンに欠かせない存在となっているラスマス・フェイバー。そんな彼のアニメへの深い愛情と、一流のミュージシャンたちによる演奏が融合した〈プラチナ・ジャズ・オーケストラ〉のライヴは、アニメ好きであれば普段ジャズに馴染みのない人でもきっと興奮を覚えるはず! 
最新作『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード Vol.5~』では「ハナヤマタ」の主題歌“花ハ踊レヤいろはにほ”や映画「涼宮ハルヒの消失」を感動的に彩った“優しい忘却”なんて心憎い選曲で魅了してくれましたが、今回の来日公演ではどんな名曲のカヴァーが飛び出すのでしょうか。個人的にはそのプロジェクト名にかけて坂本真綾の名曲“プラチナ”を演奏してくれたら確実に泣きます…!

--タワーレコード メディア編集部 北野 創

<TOWER RECORDS>
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ウェブサイト:http://tower.jp/winter15

 

ラスマス・フェイバー presents プラチナ・ジャズ「ラスマス・フェイバー・プレゼンツ プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード Vol.5~」

ラスマス・フェイバー・プレゼンツ プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード Vol.5~

2015/11/04 RELEASE
VICP-65337 ¥ 2,592(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.デビルマンのうた (『デビルマン』より)
  2. 02.となりのトトロ (『となりのトトロ』より)
  3. 03.ゲキテイ(檄! 帝国華撃団) (『サクラ大戦』より)
  4. 04.きてよパーマン (『パーマン』より)
  5. 05.STILL LOVE HER(失われた風景) (『シティーハンター2』より)
  6. 06.Tank! (『カウボーイビバップ』より)
  7. 07.アルタイル (『坂道のアポロン』より)
  8. 08.花ハ踊レヤいろはにほ (『ハナヤマタ』より)
  9. 09.マクロス (『超時空要塞マクロス』より)
  10. 10.行け! タイガーマスク (『タイガーマスク』より)
  11. 11.Cagayake! Girls (『けいおん!』より)
  12. 12.Inner Universe (『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』より)
  13. 13.めぐりあい (『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』より)
  14. 14.夏夕空 (『夏目友人帳』より)
  15. 15.優しい忘却 (『涼宮ハルヒの消失』より)
  16. 16.銀河鉄道999 (劇場版『銀河鉄道999』より) <期間限定日本盤ボーナス・トラック>

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