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MICHI『Cry for the Truth / Secret Sky』インタビュー

MICHI 『Cry for the Truth / Secret Sky』 インタビュー

沖縄を変えます! もっともっと沖縄の人にアニメを知って頂きたい
目標は『ギルティクラウン』『PSYCHO-PASS』で知られるEGOIST

 地元でゲータンなるアニヲタ組織を結成し、いつしか大好きなアニソンを歌ってみせると夢見ていた彼女は、なんと沖縄初のアニソンシンガーとして想像の何倍も早くメジャーデビューすることが決定。このたび、アニメ『六花の勇者』OP&ED Double A-Side Single『Cry for the Truth/Secret Sky』にてメジャーデビューすることになった訳だが、ここに至るまでのMICHIの物語、そしてこの先に描いている夢が本当に映画にしたいぐらい面白い。もしかしたら沖縄にもアニメシーンにも革命を起こしてちゃうかもしれない、無邪気なアニヲタシンガー、もとい沖縄初のアニソンシンガーの第一弾インタビュー。ぜひご覧頂きたい。 

安室奈美恵に憧れていた沖縄少女、生粋のアニヲタになる

--このインタビューで初めてMICHIを知る人も多いと思うので、まず自分では自分をどんな女の子だと思っているか教えてもらえますか?

※【MICHI】Debut Single「Cry for the Truth」MV (Short Ver.)【六花の勇者】
※【MICHI】Debut Single「Cry for the Truth」MV (Short Ver.)【六花の勇者】

MICHI:うーんと、チキンです(笑)。小心者ですね。それでいてドジ。で、しかばー(※沖縄の方言でビビりの意)です。でも明るいって言われます。

--今回の歌手デビューまでにはどんなストーリーがあったんでしょう?

MICHI:まだ沖縄にいるときに、たまたま事務所のマネージャーさんから東京で歌手デビューできるオーディションがあることを知って。私は歌が特別上手い訳でもないから自信はなかったんですけど、昔からアニメの主題歌やエンディングテーマを歌うのが夢だったんですよ。いずれは出来たらいいなと思っていたので、自分の力量を試すためにもオーディションを受けてみようと思ったら、これが幸運にも受かってしまって。

--MICHIの音楽的ルーツを教えてください。

MICHI:本格的な音楽活動はしていなかったんですけど、沖縄では「音楽の街」と呼ばれているコザ出身ということもあって、小さい頃からずっと音楽は聴いて育ってきました。お母さんが音楽好きで、朝起きれば洋楽が流れていて、お姉ちゃんも私もいつも歌ったり踊ったり、お風呂場では決まって熱唱(笑)。それがあたりまえの生活だったんです。だから生まれながらに音楽とは一身同体。音楽がないと生きていけないです。

--その当時はどんな女の子だったんでしょう?

※「NAKED/ Fight Together/ Tempest」TV-CM / 安室奈美恵 (Namie Amuro)
※「NAKED/ Fight Together/ Tempest」TV-CM / 安室奈美恵 (Namie Amuro)

MICHI:自分のことをモデルだと思ってました(笑)。だから3才ぐらいのときの写真はすべてポージングしてます。理由やきっかけは分からないんですけど、絶対にスカートしか穿かないような女の子で。例えば、幼稚園に行くとき、お母さんが洗濯し忘れてスカートじゃなくスボンを穿かされたときにはもう大泣きで、「この格好じゃ幼稚園行かない。絶対行かない!」って泣き喚いていたみたいです。でもアニメ『ONE PIECE』がひとつの転機になりまして。みんなと『ONE PIECE』ごっこをやっていたんですけど、私は女の子だからってナミ役ばかりやらされるのがイヤで「私もルフィとかゾロとかメインの男役やりたい!」ってなって、そこから何故か心が少年になっていって、「は? スカートなんて穿かないし」みたいな(笑)。

--そんな女の子が歌手を夢見たきっかけは?

MICHI:中学生の頃に「安室奈美恵さんみたいになりたい」って憧れを持つようになるんですけど、高校に入ってからは「アニソンアーティストになりたい」と思うようになりました。それまではアニメ好きを隠してたんです。なんか恥ずかしくて言えなくて。だけど、高校になってから少しずつ暴露していって、友達もアニメの世界に引き込んだりして、その友達といつもアニソン聴いて盛り上がる!みたいな。今の事務所への所属が決まったときは、友達には「絶対、アニメの主題歌を歌えるように頑張るから!」って語ってました。で、その友達も「集英社に入れるように頑張る!」って言ってて。

--それぞれの形でアニメの世界に携われるようになろうと?

MICHI:そうです! それで「お互い頑張ろうぜ!」って。

--そこまでアニメやアニソンにハマったきっかけは?

※abingdon boys school 『INNOCENT SORROW』
※abingdon boys school 『INNOCENT SORROW』

MICHI:『カードキャプターさくら』とか、小さい頃にNHKで放送されていたアニメです。そこから普通に『ONE PIECE』『NARUTO -ナルト-』『BLEACH』と少年アニメから入っていって、本当にどっぷりハマったのは『D.Gray-man』。小学5年生のときに学校で流行ったんですけど、そこからいろんなジャンルのものが観たくなって、今に至る感じですね。なので、地元ではアニヲタとして有名だったと思います。高校生のときはすでに「遊ぼう」って誘われても「今、アニメ観てるからムリ」みたいな。で、二次元をバカにする人がいたら「ふざけんなよ!」ってケンカになりそうになったり(笑)。

--では、いわゆる青春時代はほとんどアニメに費やしていたと言っても過言ではない?

※[Official Video] OLDCODEX - Rage on -
※[Official Video] OLDCODEX - Rage on -

MICHI:高校時代はそうです。すべてアニメに費やしてました。コンビニで対象商品をふたつ買うとアニメ『Free!』のクリアファイルがもらえるキャンペーンがあって、そのキャンペーンの初日が台風の日だったんですけど、友達に「売り切れちゃう! 車、出してっ!」ってあちらこちらのコンビニを回って買い占めたり……青春でした(笑)。アニメ好きな仲間とばかり遊んでましたね。「もしもし今何してる? 遊ぼうよ」って電話して、会ったらとことんアニメについて語ったり。あと、とある友達の家にすっごいたくさん漫画が置いてあって、その家にアニメ仲間で集まっていたんです。そこに集まっていた女の子メンバーたちのチームを「ゲータン」と名付けたんですけど、その由来が、沖縄ではオタクのことを「ゲッター」って言うんですよ。で、『グータンヌーボ』って番組があったじゃないですか。それを足して「ゲータン」。メンバーが女子だけだったので。そのゲータンが出来てからは、私たちはゲータンの中でしか生きれなくなりました(笑)。

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MICHI『Cry for the Truth / Secret Sky』インタビュー
▲MICHI

--ゲータンは主にどんな活動をするの?

MICHI:叫ぶ。

--(笑)

MICHI:例えばアニメのオープニング集をレンタル店で借りて、それを友達の家で観ながら、一緒に歌いながら「うわぁー! ○○(※キャラの名前)だ、キャー!」みたいな。で、ちょっと格好良いシーンは一時停止して、一緒に写真撮ったりとか(笑)。

--これまで多くの沖縄出身アーティストにインタビューしてきましたけど、ここまで生粋のアニヲタには初めて会いました。

MICHI:本当ですか? 私の息抜き場所は沖縄のアニメイトです(笑)。

--急にアニメイトの話になりましたね(笑)。

MICHI:今、東京と沖縄を行ったり来たりしてるんですけど、東京の人ごみって大変じゃないですか。帽子落としても拾ってくれないし。それで心に闇が出来たときとかはすぐにアニメイトへ行って癒されてます。

--アニメイトも混んでますけどね。

MICHI:あそこは混んでても大丈夫です。みんな、仲間だから(笑)。で、アニメイトのCDコーナーに行って、もちろんデビューも何も決まっていないのに「いつか私のCDもここに並べばなぁ」ってずっと思ってました。

--良い話ですね。ちゃんとアニメを愛している人がアニメのテーマ曲がいつか歌えることを夢見て、それを見事叶えてみせたっていう。

MICHI:本当に嬉しいです! こんな私でも夢を与えられるかもしれないじゃないですか。アニメ好きで、ずっと「アニソンを歌いたい」って思っていたら歌えるようになれる日がやってくるんだよって。

--ゲータンみたいな子たちがMICHIの歌を聴いて叫ぶかもしれないし。

MICHI:そうですよね! そうなったら嬉しいです! ちなみにゲータンは家でアニメばかり観ている人見知りの集団なので、本来は面識のない人間とは仲良くなれないんですけど、私の高校時代の友達2名とはすぐ打ち解けて。何故ならアニメは凄いから。アニメは友達を作れるんです。「あのアニメの○○が好き」「私と一緒!」「わーい!!」ってすぐに仲良くなれる。だから「アニメは世界共通」「アニメは地球語」って私たちは言ってます。

--実際、ジャパンエキスポ系の現場では、国の違う人々同士がアニメワードで会話していて、それが自然になってるみたいですからね。

MICHI:『NARUTO -ナルト-』を大好きなアメリカ人の方が『NARUTO -ナルト-』で日本語を勉強して、日本語が喋れるようになったってテレビでやってました。でも語尾をすべて「だってばよ」っていう(笑)。

--そんな海外のアニメファンも聴いてくれるかもしれない、アニメ『六花の勇者』OP&ED Double A-Side Single『Cry for the Truth/Secret Sky』。まず今作のアニメタイアップが決まったときはどんな気持ちになりました?

※TVアニメ「六花の勇者」PV ver.0
※TVアニメ「六花の勇者」PV ver.0

MICHI:「嘘だ!?」って思いました。

--本当に夢だったんですもんね。

MICHI:だから「え? 本当に良いんですか?」って。いずれはアニソンを歌えたらいいなと思っていたけど、それは相当遠い未来のことだと思っていたので。でもその一番やりたいことでデビューすることが出来るっていうのは……「大丈夫かな? 運、使い果たしてないかな? もう終わったんじゃないかな? 私」って思うぐらい(笑)私の中では凄いことで。

--『六花の勇者』のことは知っていたんですか?

MICHI:オーディションを受けさせていただくことが決まって、原作のライトノベルを事前に全部読みました。私、バトル系も好きだし、ミステリーとか謎解きの要素があるアニメも好きなんですけど、その両方が『六花の勇者』にはあるんですよ。そんな大好きなアニメのテーマ曲を歌えるとは思いもしなかったです。しかも私が受けたのはエンディングテーマを歌う人を募集するオーディションだったんですけど、まさかオープニングも歌わせて頂けることになって。エンディングだけでも「夢叶った!どうしよう?」って帰りの電車でずっとニヤけてる感じだったんですけど、サウンドプロデューサーのElements Gardenさんのところへ顔合わせのご挨拶に行ったときに、打ち合わせ終わりに、スタッフさんから「オープニングも歌ってもらうことになったからよろしくね!」ってサラって言われたんですよ! その場でサプライズされちゃって、もうパニックでした(笑)。

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--そのOP/EDテーマ曲『Cry for the Truth/Secret Sky』にはどんな印象や感想を?

※【MICHI】Debut Single「Cry for the Truth」MV (Short Ver.)【六花の勇者】
※【MICHI】Debut Single「Cry for the Truth」MV (Short Ver.)【六花の勇者】

MICHI:「Cry for the Truth」は一瞬で聴き惚れちゃいました。一瞬で口ずさんじゃいましたもん、インパクトが凄くて。めちゃくちゃ格好良い曲になってるから「デビューからこんな曲を歌えるなんて! やばいぞ、私!」って思いました。私はギターから入ってバーン!ってストーリーが始まっていく感じの曲が好きなので、感無量です。エンディングの「Secret Sky」はすっごいファンタジックな良い曲で、私に歌わせてもらえるのが光栄でした。ただ、どちらも歌うのはすっごい難しかったです。でも難易度が高ければ高いほど歌い甲斐があるじゃないですか。「もっともっと歌ってやろう!」って。私は歌い手に選んで頂いた訳ですから、不安はありましたけど、「絶対に『六花の勇者』の素晴らしさを私の歌で伝えてやろう」って思いました。

--ゲータンのメンバーは、今回のアニメテーマ曲でのメジャーデビューに対してどんな反応を示してるんですか?

MICHI:ゲータンのメンバーは彼氏もできたことがない女の子ばかりの集まりなんですよ。見た目はすごく可愛い娘もいるんです。ミス○○の候補に選ばれるような娘だったり、海外の男性にも好かれそうなビジュアルの娘だったりするのに、アニメ好きだから男性への理想が高すぎるんです(笑)。それぐらいアニメを愛している女の子たちなので、今回の私のアニメテーマ曲でのメジャーデビューが決まったときは「鳥肌が立った」とか「ご飯が喉を通らない」とか心底驚いてくれて、すっごい喜んでくれて、私もそれで泣きそうになりました。

--こうしてデビューした以上は叶えたい夢とか野望ってあったりしますか?

MICHI:もちろんです。もっともっといろんなアニメの主題歌を歌えたらなと思っていますし、今までずっと観てきたアニメの主題歌も歌いたいと思っていますし、応援してくださるファンをどんどん増やしてツアーも出来たらなって思っています。それは難しいことですし、相当努力しなきゃいけないことは分かってるんですけど、言霊といいますか、実現したい事を言い続けて叶えていきたいと思ってます。あと、アニソンのフェスにも出てみたいです。大好きなアニソンを裏で聴きながら「うわぁー!」って盛り上がって、私のライブでもみんなを楽しませて、皆さんを幸せにできるようなアーティストになりたいです。ライブとかアニメって現実世界を忘れたいから観たりもするじゃないですか。だから私が現実世界から二次元へ誘ってあげるような存在になりたいです。

--そのアニソンシンガーシーンの頂点に君臨する水樹奈々にはどんな印象を?

※EGOIST 『名前のない怪物』
※EGOIST 『名前のない怪物』

MICHI:まさに女王ですよね。アニソン界の女王。あの方は小さい子でも知っているレベルのアーティストですし、可愛くて綺麗な声を放てる王道のアニソンシンガーだと思うんですけど、私はその路線ではないと思うんですよ。目標は、アニメ『ギルティクラウン』や『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズで知られるEGOISTさんのような格好良さを持ったシンガーになりたいです。ゲータンの中で『ギルティクラウン』は主題歌や音楽において最高のアニメなんですよ。それでハマってからは車の中でEGOISTさんの曲を大音量でかけながら、友達と「わぁぁぁ!」って歌って……

--それがゲータンの主な活動だったと(笑)。

MICHI:主な活動です(笑)。

--MICHIがブレイクしたら、もういっそ沖縄でゲータン主催のアニソンイベントとかやったらいいじゃないですか。

MICHI:おぉー! 実は私、沖縄初のアニソンシンガーらしいんです!アニメの主題歌を歌ったことがある沖縄のアーティストはたくさんいらっしゃると思うんですけど、アニソンシンガーと銘打ってデビューするアーティストは私しかいないらしいので、沖縄のアニメ好きやアニソンシンガーになりたい人に夢を与えられるようなこともやれたらいいですね。もっともっと沖縄でアニメが放送されるようにする為にも! アニメをバカにする人もいるけど、本当にアニメは素晴らしいから。落ち込んでるときに観ると元気にさせてくれるし、だから沖縄にももっとアニメを広めたいです。

--沖縄におけるアニメシーンに革命を起こしましょう。

MICHI:沖縄を変えます! もっともっと沖縄の人にアニメを知って頂きたい。アニメをバカにしていた人たちへの逆襲を果たします(笑)!

--期待しています。いつかゲータンの皆さんにも取材させてくださいね。

MICHI:それはやめたほうがいいです! 大変なことになりますよ!?

--(笑)

Interviewer:平賀哲雄

MICHI「Cry for the Truth/Secret Sky」

Cry for the Truth/Secret Sky

2015/07/22 RELEASE
PCCG-1482 ¥ 1,944(税込)

詳細・購入はこちら

Disc01
  1. 01.Cry for the Truth
  2. 02.Secret Sky
  3. 03.Cry for the Truth (Instrumental)
  4. 04.Secret Sky (Instrumental)
Disc02
  1. 01.Cry for the Truth (Music Video)

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