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2017/09/02

ギャンパレ“今よりも誰よりも高く”アイドルシーンの山頂目指してガムシャラに駆け上がった夏「下克上、改めて始めます!」

 あなたはギャンパレをご存知だろうか?

 簡単に説明すると、GANG PARADE(ギャングパレード)の略。アイドルシーンの一大新興勢力となっているプロダクション・WACKの所属グループ。BiSやBiSHの同僚(現在は後輩格)。よく100kmとか200kmとか走る。やたら逆境に恵まれる。元々はBiSカミヤサキといずこねこのミズタマリが結成したプラニメ。その後にPOPというグループに変身。その後にGANG PARADEに改名。度重なる脱退と加入を繰り返し、発起人のカミヤサキもBiSにレンタル移籍してしまい、現在はデビュー2年2人+1年足らず5人による愚連隊。ここまで説明しておいてアレですが、もう完全に新しいグループです。

 歌の巧いちびっ子がいる。ピアスの穴がどんどん増えていく子がいる。壇蜜みたいな子がいる。黄色い頭のパリピがいる。カワウソがいる。変人がいる。カミヤサキと無期限トレードで残念な美人も在籍中。そんな感じでメンバーに統一感がない。なんかいつもうるさい。なんかいつもドタバタしている。なんかいつも社長に怒られている。なんかいつも下っ端扱いされている。なんかいつも悔しがっている。なんかいつも壁にぶつかっている。正直アイドルっぽくない。でもなんかステージの熱量が凄い。でもなんか見てて楽しい。でもなんか目が離せない。でもなんか愛されている。でも絶対に上を目指している。でも絶対に折れない。絶対に諦めない。何度負けても立ち上がり、先輩格のBiSやBiSHに対し、さらにはアイドルシーンにおける下克上達成を目標に駆け上がっていく。

 それがギャンパレである。

 2017年夏。それはギャンパレにとって試練の夏だった。それまでグループを牽引してきたカミヤサキが古巣のBiSへ移籍してしまい、代わりにBiSからアヤ・エイトプリンスがメンバーになるも、その新体制お披露目ライブ終演後の楽屋はお葬式ムード。華々しいスタートダッシュを切ることは出来なかった。7月7日、BiSHとのガチンコツーマン(http://bit.ly/2gYGdmo)では「GANG PARADEはBiSHの背中をずっと追いかけてきました。でもいつまでもBiSHの背中を追い続けるつもりはありません! GANG PARADEの下克上、改めて始めます!」と持ち前の雑草魂を爆発させるも、後にメンバー自ら「あの日はBiSHが勝ったと思うし……それは多分誰も言ってなかったんですけど、でもみんな感じていたことだと思う」(http://bit.ly/2iOWhrL)と語っている通り、先に突き進む者たちとの差を改めて痛感するものになる。

 しかしこれまで幾度となく様々な逆境に立ち向かってきた彼女たちは、持ち前の明るさと不屈の闘志をもってして「この人たちの想いを裏切っちゃいけない」と新体制初の全国ツアーとリリースイベントを全力で駆け抜け(http://bit.ly/2ex1G5z)、その旅路の中でメキメキと進化。最新作「Beyond the Mountain」の歌詞にもある通り“今よりも誰よりも高く”ガムシャラに眼前の山をよじ登り、そのツアーファイナルとなった渋谷WWW公演では、披露していく楽曲全てに心が動かされてしまうほどの、歌もダンスも笑顔もエモーションも過去最高潮の次元まで仕上げたアクトを展開。BiS在籍時代は「悲壮感が足りない。BiSのイメージと合ってない」とまで言われることもあったアヤも「私は笑顔でいたい」という想いをギャンパレが受け止めてくれたと心情吐露し、新体制7人の日々強靭になっていく絆の強さも感じ取らせた。

 「GANG PARADEの下克上、改めて始めます!」あの日の宣言に嘘偽りなし。

 そのギャンパレのアティチュードから醸し出される「今、ギャンパレがキテる」感は、バタフライエフェクトのように静かながらもアイドルシーン全体に波紋を生み、世界最大のアイドルフェスティバル【TOKYO IDOL FESTIVAL 2017】(以下TIF)でのギャンパレのステージは常に満員。彼女たちが全身全霊で遊び場を創り上げた後は、潮が引くように会場からほとんど観客がいなくなるほどの現象も見られた。また、ギャンパレは前述したプラニメ/POP時代からTIFと因縁あり。客席にダイブして厳重注意を受けたり「アーティスットの都合により」出演キャンセルになったり、シグサワアオなるメンバーとのラストステージもTIFだった。その歴史を彩ってきた代表曲「Plastic 2 Mercy」だけを披露するという、今から6年前のBiS初ワンマンから始まった“同じ曲だけを連発する”WACKお家芸継承アクトも咬まし、先輩たち同様にしっかりと爪痕を残してみせた。

 そんなTIF2daysの翌日、8月6日 赤坂BLITZで急遽開催された【SORRY!!NEXT BiS ONEMAN is 10.6!!】(※ペリ・ウブ体調不良に伴い、同所で開催予定だったBiSワンマンライブが延期。その代替公演としてBiSHとギャンパレがライブを行った)では、ココ・パーティン・ココ(黄色い頭のパリピ)が療養中のペリ・ウブへ「同じ名古屋出身のペリ・ウブちゃんへ。1週間放置した腐った弁当を食べないこと。落ちたものをもう拾って食べないこと。池さん(マネージャー)に怒られたにも関わらず、数日経ったペットボトルのお水をもう飲まないこと。ペリちゃん、お大事にね。」と手紙を読み上げる愛のアプローチ(手紙の情報元はBiSからレンタル移籍中のアヤ・エイトプリンス)で笑いも取りつつ、先月のガチンコツーマンでは力量の差を見せられたBiSHに対しても一切劣らぬアクトを展開。悔しさを糧に進化したパフォーマンスと深化したエモーションはBiSHやBiSのファンをも飲み込んで、涙を誘うほどの凄まじい一体感を生み出していく。

 これがギャンパレである。

 その週末、灼熱の三浦海岸にて開催された【音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2017】でのアイドルイベントでは、そこに居るだけでサウナ状態の中、謎に墓参りを煽るユルいラップ以外は、びしょ濡れでガムシャラに歌い踊り、あらゆるアイドルファンを巻き込んでいく痛快な光景を創造。全身全霊過ぎて終演後にしばらく倒れているメンバーもいたが、最後はファンと笑顔で特典会を楽しみ「夏のギャンパレ、強し!」という印象を決定付けた。このギャンパレの勢いは翌週に開催された【SUMMER SONIC 2017】でのアクトでも面白い光景を生む。サマソニと言えばご存知世界中のトップアーティストが集う大型フェス。オーディエンスも日本人に限らず多国籍な訳だが、ギャンパレが遊び人(※ギャンパレファンの呼称)と共に生み出す熱狂の渦の中へ、なんと海外のマッチョメンからパリピまでゴキゲンな外国人たちが次々と飛び込んでくるという、ミラクルな状況にみんな大笑い。ギャンパレの音楽とパフォーマンスは国境を越えるという事実をあっさり証明してみせた。

 そしてギャンパレは夏の終わりの一大アイドルフェス【@JAM EXPO 2017】にも出演。各メンバーにとってそれぞれに忘れられない思い出を持つイベントだ。昨年の【@JAM EXPO 2016】出演時のギャンパレはカミヤサキとヤママチミキ(歌の巧いちびっ子)とユメノユア(ピアスの穴がどんどん増えていく子)の3人組で、直前の相次ぐ脱退劇に不安を抱きながらもあらゆる感情を爆発させ、本人たちにとっても忘れられないアクトを繰り広げており、その直後にキャン・マイカ(壇蜜みたいな子)が加入してくる流れも含めて大きなターニングポイントとなっている。また、アヤはBiSオーディションに合格して初めて出演したフェスが【@JAM EXPO 2016】。ギャンパレが意地を見せ付けたパフォーマンスで絶賛される一方で、復活したばかりのBiSに期待して集まってきた人々をガッカリさせる結果となり、これがその後の苦悩の日々を送るきっかけとなった。そして、ココとテラシマユウカ(カワウソ)とユイ・ガ・ドクソン(変人)にとっては、BiSオーディションに合格していれば去年出演できていたイベント。しかも3人はあの日、BiS公式ライバルグループ・SiSとしてワンマンライブを行うもすぐさま解散させられるという、アイドル史稀に見る地獄を味わっている。

 別々の環境で苦悩していた7人が集まった今のギャンパレ。

 そんな彼女たちが【@JAM EXPO 2017】でどんなライブを繰り広げてみせたかは、ここまでのギャンパレの生き様を知ってもらった今、わざわざ記すまでもないだろう。「下克上、改めて始めます!」という宣言と共に、アイドルシーンの山頂を目指してガムシャラに駆け上がり始めたギャンパレの夏。この季節が後の彼女たちのストーリーに何をもたらすのか? ぜひ注目してもらいたい。

取材&テキスト:平賀哲雄
撮影:Jumpei Yamada

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